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JBプレス/津波とセネカ、そしてサムライの倫理

2011.03.25(Fri)  Financial Times
津波とセネカ、そしてサムライの倫理

釜石の丘の上からは、この町の有名な防波堤を一望することができる。
3年前に完成したばかりのこの堤防は、最深63メートルという世界一の水深を誇り、
1200億円という巨費を投じて作られたものだ。それが今では壊れてしまっている。

 眺めの良いこの場所からは、防波堤が壊れた結果も容易に見渡すことができる。
3月11日の大地震が引き起こした壊滅的な津波により、
町の大半が流されてしまったのだ。

 こうした光景を見ていると、釜石(そして、海岸線を南に下ったところにある、
地震で損傷した原子力発電所の危機)の教訓は、
科学技術で自然を飼いならそうとする人間の努力が無駄であり、
逆効果でもあるということだと結論づけたくなるかもしれない。

 本紙(フィナンシャル・タイムズ)の読者投稿欄に今週書かれていたように、
古代ローマ時代のストア派哲学者であるセネカは2000年近く前に、
死は自然なことであり、死を恐れることこそが最大の問題だと言明していた*1。
そして、地震から逃れようとして町を移転させることは無意味だと記していた。(続く)



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