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歴史を読み解き、相手を知ること

2010年9月。大きな外交問題として、尖閣諸島における中国漁船の体当たり事件が
挙げられる。ここから端を発する権謀術数の中国と、場当たり的日本との駆引き。
中国漁船船長の逮捕、釈放、温家宝首相とのドタバタ会談セット、
それに伴う互いの軋轢。
大人と子供のやり取りを見ている様な、この両国政府の対応の違いは何なのだ。
中国と日本には、こんな事もあった。
それ程遠くない過去、中国日本国大使館に北朝鮮脱北者数人が逃げ込んだことがある。
脱北者は塀の中まで入っていたのにも関わらず、中国官憲が塀の中にまで入って
脱北者の一部を引き戻した。治外法権であるのに、だ。
現場にいた日本外交官は何の手出しをする事もなく、ただ茫然と見ていた事実。

2010年11月。ロシア大統領メドベージェフが北方領土国後島を視察。
日本政府は駐ロシア日本国大使館の大使を呼び戻し、
その後、情報能力が希薄として更迭とする。
以降、続けざまにロシア政府要人の訪問が続いているが、ロシア政府が北方領土を
軍事拠点の一つとしても重視していることを印象づけ、さらにインフラ整備の為の
閣僚の訪問も計画されている。
ロシア政府は、北方領土はロシアの一部であるとの立場を強力に内外に示した。
日本政府は、遺憾の意という意味不明な?文言を寝言の様に唱えるばかり。

この外交という暴風雨吹き荒れる大海原の中、一連の流れの中で見えてくるのは、
お粗末極まりない日本外交というものだった。
それを垣間見た日本人の多くは、身に沁みてその事実を判ったことであろう。

冒険投資家ジム・ロジャーズ
『どんな歴史でも知っておくこと。できる限りいろんな国の歴史を知っておくのがいい。
この三次元パズルを組み立てる前に、まずはピース、つまり情報を集めないといけない。』

国家は、それを任されている政府というものは、
対峙する国について政治的、軍事的、経済的な視点から、
地政学的にどういう成り立ちで現在のその"国のかたち"になったのか、
国家としての物事の捉え方、考え方、関係諸国との外交の対処、方法論を読み解くのだ。
マクロ、ミクロで研究し、それを知らねばならない。
そこから対戦略が見えてくるのである。所謂、危機管理力である。

概して大陸の中に形成される国々は、重大な認識として"常にそこに危機がある"。
その方針として"譲歩"という考え方は存在しない。
譲歩すれば戦争に負ける事を意味する。
国が無くなってしまう、この事実を、歴史が知らしめている。
そんな鋭敏な対立の中で戦略を立て行動をしているのだ。
そこから発せられる言葉は、なんであれ、すべてが正論となってしまうのだ。
その国の人々は個々人で付き合えば、友情が芽生える様な良い関係が築ける
かもしれない。
だが、それが国家という立場に変われば、自ずと豹変するものなのだ。
国家として事在る場合、何にもまして国益が優先されるべきもの、なのだから。

孫子の兵法
『彼を知り己を知れば百戦して殆(あやう)からず。』
『兵は詐(さ)を以って立ち、利を以って動き、(兵力の)分合を以って変と為す者なり。
故に其の疾(はや)きこと風の如く、其の徐(しずか)なること林の如く、浸掠すること
火の如く、動かざること山の如く、知り難きこと陰の如く、動くこと雷震の如し。・・・。』


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